好きが高じて、その道の専門家を目指す人がいます。
アロマ好きな人が、アロマセラピストを目指したり、お酒の世界では、ワイン好きが高じてソムリエの資格を取ったりという話もよく聞きます。
日本酒の世界にも、日本酒についてもっと知りたい、学びたい、プロになりたいという方のための資格があります。
ワインの世界のソムリエに該当するのが、「唎酒師(ききさけし)」です。
飲む人に合った日本酒を提供し、その味わい方、楽しみ方をお伝えするのが、日本酒のプロフェッショナル、唎酒師です。
日本酒の原料、歴史などの基本的なことから、テイスティング法、セールスプロモーションまで幅広く学びます。
知識だけでなく、五感を通して味や香りがわかる感性、センスが必要です。
飲食業、飲料小売店で働く人だけでなく、一般の人も受験できます。
20歳以上ならだれでも受験可で、通信コース、通学コースなどコースを選べます。
「唎酒師」の資格は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合(SSI)が主催しています。
「唎酒師」の他にも関連資格として、「酒匠」「日本酒学講師」という認定資格もあります。
「酒匠」はテイスティングのプロ!
「唎酒師」の上位資格である「酒匠(さかしょう)」は、テイスティングのプロに与えられる資格です。
2日間の講習で、200以上のサンプルのテイスティングを実際に行います。
原料や製法別、タイプ別のテイスティングを学び、テイスティング技術を磨きます。
試験は、「唎酒師」レベルの知識を問う一次試験から、二次、三次、四次のテイスティングに関する試験が続きます。
試験に合格すれば、「酒匠」としてプロのテイスターとなり、活躍できる場が広がります。
「唎酒師」からのキャリアアップが図れます。
日本酒の魅力の伝道師、「日本酒学講師」
「日本酒学講師」になれば、日本酒に関するセミナー講師や一般の方に日本酒の良さを伝えるノウハウを身に付けることができます。
この資格の取得後、SSI公認の「日本酒ナビゲーター」認定セミナーを主催し、認定証を発行する権利を取得します。
「日本酒学講師」のカリキュラムは、1泊2日の間に、日本酒だけでなく焼酎の魅力の伝え方、講義の進め方をきちんと学びます。
日本酒の魅力を知ったあなたが、さらにその魅力を伝える伝道師になるためには、「日本酒学講師」の資格がおすすめです。
チャレンジしてみませんか?