日本酒を飲みますか?
日本酒に対して、どんなイメージをお持ちですか?
タバコの煙がもうもうと煙る居酒屋で、くたびれたサラーリマンが飲むもの?
ガード下のおでんの屋台や赤ちょうちんで飲むもの?
今や、そんなイメージはありません。
インテリアに凝った居酒屋やデートにぴったりな日本酒バーなどには、女性客もいっぱい!
今回は、おしゃれに、スマートに日本酒を楽しむ方法、いろいろな飲み方をご紹介しましょう。
美味しく飲む方法
- 冷酒
キリっと冷えた冷酒は、夏ならではの楽しみです。
おいしく飲むためには冷やしすぎはNG!適温は7~10℃。
冷蔵庫より、野菜室や冷蔵庫のドアポケットがいいですね。住宅事情や、一緒に暮らす人の人数の変化などで、1升瓶より4合瓶、カップ酒、紙パック入りなどあなたのご家庭の事情に合わせましょう。
冷酒には、ガラス製の酒器がおすすめ、見た目が涼やかです。 - 燗酒(かんざけ)
日本酒の特徴は、いろんな温度を楽しめることです。
世界にはたくさんのお酒がありますが、こうして楽しめるのは日本酒ぐらいです。
燗をすると香りが立ち、五感で楽しめます。
寒い時期には、体が芯から温まります。温める温度も、ぬるめから熱燗、燗冷ましなどさまざまなバリエーションを楽しめます。日本酒専用の「酒燗計」という温度計もあります。
- 常温
文字通り、普通の温度帯のお酒です。
冷やしも温めもしない、室温で保存した状態で飲みます。
冷えすぎず、熱くもなく、お酒そのものを味わえます。
- オン・ザ・ロックス
オン・ザ・ロックスは、大きな塊の氷にお酒を注ぎます。
解けにくいロックグラスか大きめのお猪口を使いましょう。
氷が解けることに負けないしっかりした原酒、純米酒がいいでしょう。
生酒なら氷が解けてもおいしくいただけます。
器によって味わいが変化します!
日本酒は瓶のままでは飲みません。
まず、瓶から徳利や片口に入れ、それをお猪口やぐい吞みに注いで飲みます。
その間に日本酒の味わいは微妙に変わっていきます。
空気に触れたことによって酸化したり、香り成分が変化したりするためです。
また、盃は、アルコールの刺激を強くうけないよう、喉に流れ込むようになっています。
日本酒をワイングラスで飲むCMが流れていますよね。
大吟醸などは、ワインと同じように香りを感じ取ってもらいたいことと、口の中の味覚ポイントに注ぎ込めるというメリットがあります。
これは、盃でも同じような仕組みになっています。
「和らぎ水」を飲めば、翌朝も万全!
強いお酒をストレートで飲む時に、チェイサーと呼ばれる水、または炭酸水を続けて口直しに飲みますが、日本酒の場合は、「和らぎ水(やわらぎみず)」といいます。
やさしい響きの言葉です。聞いたことありますか?
日本酒を飲む場合も、立て続けに飲まないで、間に和らぎ水を挟むと悪酔いやアルコールが翌朝まで持ち越すことを防げます。
和らぎ水は、飲んだ日本酒の1.5倍ぐらいがいいでしょう。
また、大切なことは、あなた自身の適量を知って、その範囲で楽しむことです。