昔に比べて、日本酒を飲む機会が減りました。
日本酒を飲む機会が多くあれば、その場で飲み方のマナーを年長者や先輩から教えられました。
間違ったことをして、恥ずかしい思いをしても身につきました。
ところが、最近は日本酒を飲む機会が減ったうえに、年長者と飲むことも少なく、教えてくれる人もいません。
必要以上に堅苦しく考えることはありませんが、最低限のマナー、飲み方は知っておいて、スマートに飲みたいものです。
注ぎ方も知っておきたいことの一つです。
右手に銚子や徳利を持ち、相手の盃の八分目まで注ぎましょう。
なみなみと注ぐのはNGです。
女性の場合は、右手で持った銚子、徳利の底に左手を添えましょう。
日本酒の飲む時に気を付けること
意外に思うかもしれませんが、注がれたお酒を一気に飲んでしまうのはマナー違反です。
不作法なだけでなく、酔いも早く回り、体の負担になります。
不作法と言われる行為は、それぞれに理由があります。
人にいやな思いをさせたり、不潔だったり、品位のない行いだったりすることです。
ここでは、日本酒を飲む際のマナー違反、不作法についてチェックしましょう。
- のぞき徳利/文字通り、徳利の中を覗いて、お酒が残っているかどうかを確かめること
- 振り徳利/徳利を振って酒が残っているかどうか確認すること。よく時代劇なんかで、酔っ払いが「おやじ、酒がないぞ!酒持ってこい」なんてやっていますよね。
- 併せ徳利/複数の徳利に残ったお酒を一つの徳利にまとめること。不潔ですし、味が変わります。
- 逆手注ぎ/手のひらを上にして注ぐこと。不祝儀にあたります。
- 逆さ杯/杯を裏返して伏せること。これ以上のお酒はいらないという意思表示でそう置く人がいますが不衛生です。
日常でも見かけますし、映画やドラマでもよく見るものばかりでしたね。
やっぱり格好良くない行為は慎んだほうがいいですよね。
まとめ
「酒は飲んでも飲まれるな」とよく言います。
酒に飲まれるとはどういうことでしょう?
前後不覚になるまで酔うこと、泥酔することです。
無様なうえに、周りの人にも迷惑を掛けます。
酔い過ぎ防止には、日本酒の合間に水を飲みましょう。
「和らぎ水(やわらぎみず)といいます。
アルコール分を和らげてくれ、胃腸への負担も軽減します。
また、アルコールの分解に必要な水分が補給できるので、二日酔い、脱水症状の予防になります。
マナーを守り、気持ちよくスマートに日本酒とお付き合いしたいものですね。